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PDF | サステナビリティ | 高砂香料工業株式会社

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Academic year: 2018

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2 TAKASAGO Social and Environmental Report 2017 3 18

36 4

6

8

20 14

22

30

34

38

41

愛らしい大きな目と安定した風格を持つ象は古く から人々に親しまれてきました。仏教では、慈悲 や豊穣の象徴ともいわれています。人々の暮らし に寄り添い、豊かな生活づくりに貢献する企業 であり続けたいという当社の願いを象に重ね合わ せ、木製象形香炉を本年度の表紙に選びました。

居 ( すわり) 香炉として密教の儀式に使用する供香用具の一種。背を低く足を曲げて 坐る象の姿を木製の寄木造りで彫刻しています。象の背中の部分に金銅製の香炉をは め込み、九個の丸い穴を透して煙孔とした蓋をつけています。この香炉を支える部分は、 紅色の蓮弁とし、鞍には緑地に金の唐草を、そして象には胡粉を塗り白象とし、密教 ではこの香象をまたいで身を清めるために使用しています。

■ 報告対象期間

2016 年 4 月 ~ 2017 年 3 月(一部最 新のデータを含む)

■ 報告対象組織

高砂香料工業株式会社およびグループ 会社

http://www.takasago.com 事業活動や国内外の最新情報 を随時アップロードしています。

高砂香料グループ 会社概要

トップメッセージ      

特集

地道な努力を積み重ねて地球温暖化防止

高砂香料グループの省エネ活動

省エネ活動への取り組み

CSRマネジメント

EHS100 プラン 

社会性報告  

環境報告

環境パフォーマンスデータ

「安全の日」Takasago Safety Day 2017

海外製造拠点・事業所での 省エネ活動への取り組み

高砂香料グループの「社会・環境報告書2016」に 関するアンケート結果について

編集方針

表紙について

■ 実績データ集計範囲

2016 年 4月~2017 年3 月

■ 参考にしたガイドライン

GRIガイドライン

■ 次回発行時期

2018 年9 月を予定

高砂香料と

ステークホルダーの皆様との

コミュニケーションのために

 高砂香料グループの CSR 活動をステークホルダーの皆様に知っ ていただくことを目的に、2003 年度から「環境報告書」の発行を 開始し、2012 年度からは「社会・環境報告書」として情報公開に 努めています。

 「社会・環境報告書 2017」では、省エネ活動について、そのさ まざまな活動と取り組みを各生産拠点を中心に報告しています。  2016 年度の CSR 活動のご報告とあわせて、ご理解を深めてい ただければ幸いです。

高砂香料では、ステークホルダーの皆 様とのコミュニケーションを図り、当社 の活動への理解をより深めていただく ために、さまざまなツールによる情報 発信に努めています。

より詳細な社会・環境活動やデータは 当社ウェブサイトでご紹介しています。

当社発行の技術情報誌です。香りの 文化と香料、周辺のサイエンスに関 する幅広い情報を提供しています。 創業からの歴史や事業 展開、

また香炉をはじめとする高砂コレ

クション®について紹介しています。

香りの文化をつたえるため本社 受付横に設けた「高砂コレクショ

ン®」展示スペースです。

当社の活動報告や目標をステークホ ルダーの皆様にお伝えする報告書を 毎年発行しています。

安全・安心な製品を通じて、

豊かな生活づくりに貢献します。

社会・環境報告書 

会社案内 The TAKASAGO Times

高砂香料工業 ウェブサイト

「高砂コレクション®」 展示スペース

CONTENTS

(3)

2016年度 地域別売上高

2016年度 事業別売上高

高砂香料グループ 会社概要

高砂香料グループは、高砂香料工業、子会社 37 社および関連会社1社を有し、世界 26 の国と地域において、 フレーバー、フレグランス、アロマイングリディエンツ、ファインケミカルの製造・販売を主な事業内容とし、 さらに各事業に関連する研究開発も進めています。

2017 年 3月現在

会 社 名 本 社 設 立 資 本 金 従業員数

高砂香料工業株式会社

〒144-8721 東京都大田区蒲田 5 丁目 37 番 1 号 1920(大正 9)年 2 月 9 日

92 億円

高砂香料グループ 3,339 名

■ 高砂香料グループの4つの事業

従業員数 売 上 高

510

182

億円

※EMEA:ヨーロッパ、中東およびアフリカ  (Europe, the Middle East, and Africa)

EMEA

会社概要

従業員数 売 上 高

674

215

億円

※ アジア- パシフィック:アジア太平洋地域 (Asia Paciic)

アジア-パシフィック

従業員数 売 上 高

1,498

655

億円

日本

従業員数 売 上 高

657

314

億円

米州

業績ハイライト

売上高 (単位:億円) 営業利益 (単位:億円)

2014

2015

2016

1,367

71

2014

2015

2016

フレグランス

Fragrances

Aroma

Ingredients

アロマ イングリディエンツ

Fine

Chemicals

ファイン ケミカル

Flavors

フレーバー

1,316

1,416

31

66

ROE (単位:%)

2014

2015

2016

3.4

6.2

7.6

売上高研究開発費率 (単位:%)

2014

2015

2016

8.3

8.3

8.5

(2016 年度:2017 年 3 月期)

当期純利益 (単位:億円)

2014

2015

2016

48

63

25

総資産 (単位:億円)

2014

2015

2016

1,734

1,771

1,706

(4)

6 TAKASAGO Social and Environmental Report 2017 7  高砂香料グループは、1920 年の創業以来「技術立

脚の精神に則り社会に貢献する」を企業理念に、人々 が志向する「クオリティ・オブ・ライフ」の向上に貢献す べく、日々努力を続けてまいりました。香料の領域を食 品・化粧品や日用品にとどめることなく、現在では、医 薬中間体や、IT 産業向け機能性材料にも応用し、より 豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。  また、「地球環境に配慮し、地域社会を大切にした、 世界の人々から共感を得られる企業を目指す」を経営基 本方針に掲げ、産業廃棄物の削減やエネルギー効率の 見直しなどで環境負荷を低減し、生物由来の原料の保 全に努めるとともに、多様な人材を活用するダイバーシ ティ・マネジメントなどに積極的に取り組むことによって、 経済、環境、社会の3つの側面においてバランスの取 れた経営を目指しております。

 事業活動を通じて社会に貢献する企業であるために、 製品・技術をはじめ幅広い分野での社会性の向上に引 き続き注力していきます。

 高砂香料グループでは、2008 年にスタートした 「EHS100 プラン」を CSR の中長期計画の中心に据え、

担当部門が一つひとつの目標に対して活動を展開して おります。「EHS100 プラン」は Environment(環境)、 Health(健康・衛生)、Safety(安全)にとどまらず、 基本的人権の尊重、責任ある調達慣行、また地域社会 との共生に関する課題も取り込んでおります。一つひと つの課題に対して真摯に取り組みを続け、成果が見えて きたものもございます。また現在では、EHS100 プラン 以外にも、ダイバーシティの推進など重要項目と定めた 課題に対して積極的に取り組んでおります。

高砂香料グループは2020年の創業100周年に向け、

「地球環境に配慮し、地域社会を大切にした、

世界の人々から共感を得られる企業」を目指します。

 EHS 活動においては、「2020 年までに、CO2排出

量を原単位で 20% 削減(2010 年基準)する」を目標 の一つに掲げています。近年積極的な削減努力を重ね、 2016 年度末現在、2010 年度対比で 20% 強削減の進

捗となっております。環境への配慮や地域社会の保全を 掲げる「コーポレート調達ポリシー」および企業の社会 的責任を重視する「高砂香料サプライヤー行動規範」 を定め、周知・徹底を図ることで、責任ある調達活動 を推進しております。地域社会との共生では、事業所や 工場周辺の地域社会に対して環境や安全面で責任ある 行動をとり、また海外でも貴重な天然原料の生産地に 対する活動を通して長年にわたる良好な関係を維持して おります。

 これらのさまざまな取り組みを継続していくことが、 持続可能な社会の実現につながると考えております。

 当社は 2020 年に創業 100 周年を迎えます。高砂グ ローバルプラン(中期経営計画)は、現在フェーズ3(2015 ~17年度)の最終年度を迎えております。おかげさまで、 昨年、一昨年と、好業績を続けてまいりました。2020 年に世界のトッププレーヤーになることをビジョンとし、 すべての地域において、マーケットプレゼンスの向上に グループ一丸となって励んでまいります。

 当社は本年 6 月に、国連グローバル・コンパクトに署 名いたしました。持続可能な世界の実現を目指すグロー バル企業の一員として、国連グローバル・コンパクトが 掲げる10 原則や、持続可能な開発目標(SDGs)、また パリ協定(各国による CO2排出削減目標)など国際的

なイニシアチブに沿って活動することにより、その責任 を果たしてまいります。

 今後ともステークホルダーの皆様の変わらぬご支援を 賜りますよう、お願い申し上げます。

高砂香料工業株式会社 代表取締役社長

トップメッセージ

経済、環境、社会の3つの側面において、 バランスの取れた経営を目指します

持続可能な社会の実現のために、 持続可能な事業活動を推進します

(5)

特 集

 高砂香料グループでは、CSR ビジョン(環境保護・社会 的責任・経済的効率)に基づき、グループ一丸となって環 境負荷の低減に努めています。中でも地球温暖化対策に は省エネ活動を中心に継続的に取り組んでいます。  当初は全社のエネルギー消費量の 6 ~7 割を占める磐 田工場(第一種エネルギー管理指定工場※ 1、静岡県)、鹿

島工場(第二種エネルギー管理指定工場※ 2、茨城県)をは

じめ、各事業所単位で省エネ活動を行っていました。そして、 2010年に事業所単位から事業者単位にエネルギー管理が

 高砂香料グループでは、2011年に ISO14001の統合 認証を取得し、各事業所では環境マネジメントシステムの 適正な運用を図っています。その一環として、全社エネル ギー管理委員会では、毎年 2 月に年度取り組み方針を策 定し、 各事業所はその方針に基づき、PDCA サイクルにお ける重要な取り組み事項を抽出。「いつ」「どこで」「誰が」「何 を」 「どうするか」を具体的に明示した省エネ年間計画進捗

表を作成して活動を進めています。

※1 原油換算で年間 3,000kℓ以上を消費する工場で、エネルギー管理士の配置を義務づけ。

※2 原油換算で年間 1,500kℓ以上を消費する工場で、エネルギー管理員の配置を義務づけ。

地道な努力を積み重ねて地球温暖化防止

近年、世界各地で異常な豪雨災害が頻発し、地球温暖化による気候変動の影響が懸念されています。 高砂香料グループでは、持続可能な社会を目指す上で不可欠な温室効果ガス排出量の削減を

事業活動における最重要課題の一つと位置づけ、省エネの推進に取り組んでいます。 事業所によって製品・規模・設備・工程など多種多様で省エネ活動も一様ではありません。

そこで、国内主要工場・研究所・本社の省エネ推進担当者が一堂に会し、 省エネ活動の成果や課題、仕事ぶりや思いを語り合いました。

PDCAサイクルを回し継続的にレベルアップ

エネルギー管理標準の 遵守を基本に

「管理のスマート化」へ

義務づけられる「改正省エネ法」の施行を機に「全社エネ ルギー管理委員会」を発足。社長をトップに、エネルギー 管理統括者(経営企画部 担当役員)を配置し、サポート 役としてエネルギー管理企画推進者(エネルギー管理士)、 各事業所に省エネ推進担当者(エネルギー管理士またはエ ネルギー管理員)を置き、推進体制の強化を図りました。 さらに、2016 年から関連会社 4 社、2017 年に1社も加 え取り組みの幅を広げています。

Voice

 エネルギー管理の基本は、機器ごとに「エ ネルギー管理標準」を設定し、運転管理と 点検を着実に行い、安定・ 効率運転を実践 することです。それには機器ごとに担当者 を決め、責任を持って管理することが重要 で、これにより次の改善点も発見できます。 高砂香料グループの多くの製造現場では、 主要機器に担当責任者(正・副)の氏名を 表示して管理していますが、これを全社に 行きわたらせるよう努めています。  また、人材育成とともに注力しているの が「管理のスマート化」です。これは IoTク

高砂香料グループの省エネ活動

 省エネ効果の大きな設備更新については、既存設備を 適宜見直し、小型化・高効率化を主眼に中長期的な更新 計画を進めています。同時に、全社省エネ点検では、各事 業所を相互訪問してすぐれた取り組みを水平展開する機会 を設け、全体のレベル向上につなげています。さらに最近 では、省エネ対策だけでなく事業活動の効率化・レベルアッ プを視野に、次世代の人材育成や技能継承を重視し、社 内教育だけでなく外部講習会やセミナー等への参加を推奨 しています。

ラウドを活用してデータを「見える化」から 「診える化(分析・診断できる)」するもので、

各事業所でエネルギー系統図を作成し、現 場の一人ひとりが自部署までのエネルギー の流れと量を理解・把握する取り組みです。 事業所全体のエネルギーの流れがわかれ ば、計器を必要箇所に補充してエネルギー 管理のスマート化が図れ、分析・診断によっ て次に何をすべきかが見えてきます。  省エネ活動に終わりはありませんが、年ご とにその重要性が増しているのは確かです。

省エネ意識高揚のため各所に 省エネ活動のポイントを掲示

経営企画部 (エネルギー

管理企画推進者)

伊藤悦夫

冷却設備に送る冷媒は夜間蓄熱設 備(夜間電力)を活用して昼の電力 使用量を平準化

照明設備は 更新ごとにLED化

LPG 給湯設備から自然冷媒ヒートポンプ給湯設 備に更新することにより、CO₂ の削減と災害時 の安全性向上および飲料水の確保を実現

コンピュータによる統合制御で ボイラーの燃焼条件を最適化 ボイラー燃料は、クリーンなエネルギー

である液化天然ガス(LNG)で CO2 排出量を大幅に削減

全社エネルギー管理委員会のもとで活動を推進

全社エネルギー管理委員会

高砂香料工業株式会社

全社エネルギー管理委員会

磐田工場エネルギー管理委員会

本社エネルギー管理委員会

山中湖研修センター

研究開発本部エネルギー管理委員会

高砂フードプロダクツエネルギー管理委員会 平塚工場エネルギー管理委員会

高砂珈琲エネルギー管理委員会

鹿島工場エネルギー管理委員会

高砂ケミカルエネルギー管理委員会

高砂香料西日本工場エネルギー管理委員会

高砂スパイスエネルギー管理委員会 事 務 局

代表取締役社長 桝村 聡

エネルギー管理統括者 エネルギー管理企画推進者

経営企画部担当役員 山形達哉 エネルギー管理士 伊藤悦夫

名古屋支店 福岡支店 静岡出張所 徳島連絡所

●エネルギー系統図作成  (需要と供給) ●部署ごとに原単位管理  とグラフ化

●年間・中長期計画の実施

●セミナー参加と資格取得

●ピークカット対策 ●省エネ計画進捗管理

●改善効果の確認と評価 ●計測、記録、電力デマンド  のあるべき姿との比較

●「見える化」から   「診える化」を進める

●年間・中長期計画作成

●毎月テーマを決め、   進める

●教育できる人材の育成

●エネルギー管理標準

●計画プログラム

●改善効果の水平展開 Action

見直し

Check

省エネ相互点検

Plan

方針・計画

Do

改善実施

南海果工エネルギー

(6)

10 TAKASAGO Social and Environmental Report 2017 11

中村 :磐田工場(静岡県磐田市)は、化学合成でメントー ル・香料・医薬中間体などを製造するグループ最大の工場 です。加熱・冷却を繰り返す工程が多いためエネルギー消 費量も大きく、世の中で「省エネ」が叫ばれる前から、 燃 料転換・デマンド制御(電力の平準化)・排熱回収・ヒート ポンプ・ 夜間電力を活用した氷蓄熱など、時代を先取りし た省エネを推進してきました。エネルギー消費量は製造コ ストに直結するため、業界のトップランナーであることも意 識し、設備更新時には高効率化を重視して機種を選択して います。主要設備では、110kW の大型冷凍装置を高効率 な 90kW にダウンサイズ化したり、大型の冷却水ポンプ 更新時には数タイプのポンプ

を設置して性能を検証するな どしています。照明では蛍光 灯や白熱灯等のLED化など、 中長期計画に基づき地道な 努力を積み重ね、エネルギー 原単位の改善と原価低減に 取り組んでいます。

大岡 :高砂フードプロダクツ(静岡県袋井市)は、食品香料、 天然調味料などを生産している第二種エネルギー管理指定 工場です。10 年前からさまざまな省エネ活動に取り組み、 照明の LED 化やモーターのインバータ化については概ね 完了しています。 5 年前から高砂珈琲磐田工場で排出さ れるコーヒーエキス抽出後の粕をバイオ燃料として活用し、 蒸気を発生させて工場で利用しています。 以前はコーヒー 粕を近隣農家へたい肥用として提供してきましたが、生産 量の増加に伴い受入先が足りなくなりました。そこで本社 を含めた 3 社で連携して、行政に革新的な取り組みとして

認められ、補助金をいただ いてバイオマスボイラー設 備を導入しました。ただ、 燃料となるコーヒー粕の水 分量の調整・適正化、ボイ ラーの不具合などに悩まさ

れていましたが、ようやく安定稼働できるようになりました。

鈴木 :高砂珈琲磐田工場(静岡県磐田市)は、コーヒー焙 煎豆、 コーヒーエキス等を生産する工場です。以前は第二 種エネルギー管理指定工場でしたが、現在は使用エネル ギーが少なくなったので指定工場から外れています。 3 系統あるコーヒーエキス製造設備の熱交換器を順次高効 率のものに更新し、昨年完了しました。ボイラーやコーヒー 豆焙煎のエネルギー源として以前は LP ガスを使ってきまし たが、LPガス供給施設の老朽化に伴い 、3 年前に高効 率で CO2 排出の少ない都市ガスに転換しました。最近で

は水銀灯の LED 化を進めています。「エネルギーの見える 化」では、 チラー水の流量や蒸気の発生量・消費量のデー タをパソコンへ取り込み、 蓄積できるように今年工事を行 いました。 今後は蓄積されたデータをよく分析して効率化 につなげていきたいと考えています。

色川 :鹿島工場(茨城県神栖市)は、清涼飲料水向けの 柑橘系エッセンス、バニラやスパイスなどの天然物抽出液、 コーヒーやお茶類などの高香気エキスを生産する第二種エ ネルギー管理指定工場です。ボイラーがなく蒸気は外部か ら導入管で供給され、この効率化に努めていますが、やは り中心となるのは電力に関する省エネ活動です。

2006 年に管理指定工場になったのを機に、ポンプのイ ンバータ化、冷凍機の高効率化、空調の使用方法改善を 図りました。24 時間運転する上水ポンプ、工業用水ポン プのインバータ化により電力消費を半減し、冷水製造用の 冷凍機更新を機に、高効率の最新型を採用することで約 25% の電力を削減できました。鹿島工場では食品向けの 製品を製造しているので、微生物汚染を防止するため製造 区域の空気を常に清浄に保つ必要があります。 そのため空 調設備の省エネは極めて難しいのですが、現場と検討を重 ねた結果、空調にタイマーを設置し、換気運転は継続する もののエアコン機能は最小限の稼働とする工夫で電力削減

を実現しました。この事例を鹿島エネルギー管理委員会に 報告すると、他職場でも「やってみよう」と水平展開の意 思表示があり、見積もりの相談を受けています。

伊藤 :フレグランス、フレーバーの工場と磐田のような合成 の工場では設備が違います。フレーバーでは雑菌やカビが 発生しないように温度・湿度を常に制御しなければならな いので、その設備管理が大事です。また、厳格な品質管 理を維持するためにコストもエネルギーも必然的に増える 中で、空調の運用方法で省エネを追求するのは大変です。 一方、合成工場では冷やす工程が多く、電気代の約 6 割 を冷却設備が占めており、昼の電力ピークカットが課題と なっています。そこで低コストの夜間電力を活用して夜間 蓄熱で氷を作り、空調設備にも利用しています。 昼はデマ ンド監視装置によってピークカットして契約電力の低減に 努めています。磐田工場でも製品工程では、 製造環境を保 ちながら空調設備の適正な「切・断」に腐心しています。

後藤 :平塚工場(神奈川県平塚市)は、唯一のフレグラン ス製品の工場です。今期は ISO14001の目標ともリンクさ せた効果が現れたのか、前期に比べて CO2 排出量が第 1

四半期で 20% ほど削減できました。省エネのために使用 できる予算は限られているため、今期は運用の工夫・変更 で省エネを進めています。設備更新では、従来は既存設 備と同型(同容量)の設備機器で更新していましたが、更 新による付加価値も追求し、例えば照明では LED 化と同 時に設置数も見直して削減しました。まだ構想段階ですが、 今後は 太陽光発電(20 ~ 30kW)の導入、電熱ヒーター のヒートポンプ化による節電、屋上緑化による空調負荷の 低減、 事務所棟の点灯時間が長い場所の照明の LED 化な どを検討しています。

髙橋 :高砂香料西日本工場(広島県三原市)は、フレーバー 生産の新拠点として昨年から本格稼働に入りました。当初 は工場を軌道に乗せるのに精一杯で、 エネルギー消費量に まで目を配る余裕がなく、ある日、その数値を見て驚きま した。そこで目のつきやすい食堂に毎月の電力使用量をグ

ラフ化して貼り出し、従業員に節電を促すことで使用量が 急減しています。高砂香料西日本工場はオールフレッシュ 換気方式の空調を採用しており、夏も冬も大量に電気を使 います。そこで時間や季節ごとの電気使用量の変化を示し、 空調を止めれば電気使用量が減ることを見える化して従業 員に訴えたのです。これが「必要な時以外はスイッチを切 る」行動に結びつき、9カ月連続で前年を下回っています。

成果がグラフに如実に表れ るので、みんなが興味を持 ち、エネルギー管理委員で月 1回集まる席では「さあ、も う 1kW 省エネで稼いでくる か、チリも積もれば山となる」 と軽口が飛び交い、困ったことがあれば現場で知恵を出し 合います。電力デマンドの上限に迫ると、全館放送を流し、 現場は「デマンド警報が出たら、誰々がこの照明を切る」 と迅速に対応してくれます。スイッチを切ると、どのエリア の照明が切れるかを図で示しているため混乱はありません。 従業員の年齢が低く経験も浅いため省エネをおもしろがっ てやっている感があり課題も多くありますが、ようやく最適 なエネルギー使用の目安が見え従業員に省エネ活動も浸透 してきた段階です。

伊藤 :みんながやる気になってくれる雰囲気づくりが一番大 事。省エネのアイデアは、案外、仕事と関係のない雑談か らポッと出てくるから、それを吸い上げて活動に結びつけ ていくのが我々の役目です。

石橋 :研究開発本部(神奈川県平塚市)では、2010 年 に 「節電委員会」を設置して省エネ活動に取り組んでいま す。 研究所では、いろいろな香りを取り扱っているので、 常に新鮮な空気に入れ換える「換気」が重要です。そのた め空調のエネルギー使用量の割合が多く、 空調機器の高効

工場ごとに違う省エネ課題に取り組む

明るく前向きに取り組める雰囲気づくりが大切 工場の特性に合わせてエネルギーの最適化を

山形達哉取締役

エネルギー管理統括者/常務 執行役員、企画開発本部長、 経営企画部長

中村真史

磐田工場 大岡美吉高砂フードプロダクツ

色川典宏

鹿島工場 鈴木美勝高砂珈琲 髙橋 修 高砂香料西日本工場 織茂弥生本社

石橋 武

研究開発本部 後藤貴光平塚工場

廃液焼却設備(廃液を廃油で焼却)の 排熱を回収してボイラー設備の給水加 熱に利用

補助金を活用したバイオマス装置 (高砂フードプロダクツ)

(7)

率化や更新に重点を置き、6 カ年計画で更新を進めてきま した。その結果、契約電力を当初 1,100kW だったものを 900kW まで下げることができ、電力コストを大幅に削減 できました。今後の課題は、屋上に全体空調用の冷温発 生器(都市ガス使用)があり、 そのガス使用量の削減に向 けてどのような対策を打つかがテーマです。

織茂 :高砂香料本社(東京都大田 区) は「アロマスクエア」 という複 合ビルの1テナントとして入居して います。そのためビル全体は統合 的に省エネ施策を行っていますが、 本社として、コピー機やファクシミ リなどの専用機の複合機化や専有 部分の一部の照明の LED 化、蛍

光灯の間引きおよび無人エリアのこまめな消灯などの取り組 みを行っており、 今後は昼休みやノー残業デーの一斉消灯 などの取り組みを行っていきたいと思います。

伊藤 :基本的には事業所の各部署に管理者(エネルギー管 理士または管理員) を配置して現場の教育をしてもらって います。「自分たちの設備は、 自分たちで保守管理して最適 化を図る」ことを基本方針に、 それができるよう各事業所 で人材育成に努めてもらう。それを推進するために事業所 ごとに課題を認識して活動しています。

中村 :磐田工場は、今後もトップランナー方式で省エネ設 備を導入していきますが、その維持・管理に最も力を注ぐ べきだと認識しています。最新で効率の良い設備を導入し ても、 年月とともに能力が落ち調子も悪くなります。それを 見極めて、きちんと整備することが大切です。その意味で、 機械を使う人が特性や構造を熟知し、何が原因で問題が 起きるかを理解しなくてはいけません。同時に、良い状態 に保つためのメンテナンス方法も、ある程度は理解してほ しい。実際には施設の担当者が見ることが多いですが、日 常的に使っている人が「今日は少し音がおかしい」と気づけ るような教育を考えています。ただ、そこが一番の悩みど ころでもあり、これを実現するには講習への参加など時間 とコストをかけてでも教育する必要があると思います。

伊藤 :高砂フードプロダクツでは、バイオマスボイラー設 備のメンテナンスをしっかり行い稼働率を上げたという話 がありましたが、世界で一つしかない設備を上手に使って いくコツがあるのかな。また、そうした技をこれから誰に どのように継承していくのか、構想はありますか ?

大岡 :バイオマス利用設備の開発・普及が低迷している背

景と、先駆け的に導入した設備であることから、メンテナ ンスに精通した外部設備メーカーが不足しているのが実情 です。私は昨年 10 月から担当していますが、メンテナンス 項目のチェックリストを作成して情報共有を図り、保守管 理技術のレベル統一に努めてきましたが、それでも故障は 起きます。そうした中で、設備の運転・保守管理にかかわ る一人ひとりの意識のバラつきの是正が最大の課題と感じ ています。

鈴木 :高砂珈琲の人材育成は、そもそも私自身の知識が不 足しているので、十分にできていないと思っています。 設 備は導入以降のメンテナンスが重要ですが、機械の状態が まだ大丈夫なのか、そろそろ危ないのか微妙なレベルでの 判断が難しく、 設備更新などのタイミングを的確に判断す るようになるにはまだまだ勉強不足と感じています。 今、ご縁があって高砂香料磐田工場の施設係の OB の方 に週 3 日ほど来てもらっていますが、ベテランにノウハウ を伝授してもらえるのはすごくありがたいです。点検表の項 目一つとっても、本当にそれでいいのか、こうした方が良い のではないかという話ができます。そうやって、レベルアッ プできるように取り組んでいるところです。今後も同僚・後 輩と一緒に知識・ノウハウを吸収して、 次につなげていきた いと考えています。

伊藤 :そのベテランは私とワイワイやっていた仲間で、 製造 現場のあれこれを肌で感じながらやってきた叩き上げです から、積極的に知見や技を吸収してください。点検表のレ ベルアップも大いに結構です。すべての基本となるのがエ ネルギー管理標準(機器ごとの点検管理手順)です。点検 表は誰が見てもわかるように、例えば 「5 ~10アンペアの 範囲なら OK で、それ以外は異常」というように具体的な 数値を点検表に明記しておく、そうすることで設備を詳し く知らない人でも、設備機器

の日常点検ができます。冷凍 機もコンプレッサーもコンデ ンサー(熱交換器)も、管 理基準(標準)をきちんと作っ

て点検すれば、トラブルは必然的に少なくなります。

色川 :鹿島工場でも次のリーダー育成は頭の痛いところで す。エネルギー管理を現場が意識し次世代を育成するため、 法改正で第二種エネルギー管理指定工場に指定されたこと をきっかけに管理委員会を設置し、エネルギー管理標準も 作りました。また、施設係以外の工場メンバーによるエネ ルギー管理員・管理士の取得も進めています。現在の管理

体制は管理士1名、管理員15 名となっています。 鹿島工 場の場合、冷凍機や空調関係でエネルギー消費の約 8 割 を占めますが、空調機の日常管理は自分たちだけで行うの は難しいのが実情です。冷凍機やコンプレッサーは、エネ ルギー管理標準で基準を決めて毎日点検し、異常が生じて 自分たちで対応が難しい場合は、すぐに業者に連絡して対 応し、エネルギーの効率的利用を心がけています。

石橋 :研究所では、空調を中心に維持管理していますが、 ビル管理会社と管理契約を結んで頻繁にやり取りしていま す。 私と設備管理の担当者とビル管理会社が、要因を分 析しながら次の方策を検討しており、その都度、省エネ改 善の数値は向上しています。また今以上の省エネを進める には、研究員たちの協力を得ていく段階だと思いますが、 やはり研究が最優先のため、省エネに関心を持ってもらう のは難しかったです。そんな中で「省エネ推進委員会(節 電委員会)」を立ち上げました。省エネ活動のモチベーショ ンとなるのがデータの比較で、 グラフや表にして実績・効果 を説明することで研究員も意識が変わり始め、中にはエネ ルギー管理員の資格を取りたいという人も現れました。

伊藤 :今までは、どちらかといえば最終段階の製造現場を 中心に省エネ活動を進めてきましたが、今後は構想を商品 化する研究開発部門でも、製造現場でも、すべての人がよ り省エネ意識を高めて作業してもらうと、会社全体の意識 が高まります。

後藤 :平塚工場では、経験の浅い従業員が省エネ活動の ヒントを得るため、外部の講習を有効活用していこうと働 きかけています。まず知識を十分に養ってから具体的に何 ができるかを考えてもらう。設備管理の講習会には毎年定 期的に参加してもらおうと考えています。設備保全は、本 来なら自分たちで完結させるのがベストですが、作業人員 を縮小しているので、外部のマンパワー、知恵やノウハウを 有効活用していくのも一つの方法と考えています。

伊藤 :専門業者を活用し、そこから専門知識を得て、設備 の保全業務に取り込むのは非常に良いと思います。そうし た取り組みを通じて、現場の人たちのやる気を醸成できる といいですね。人数が減っているからこそ、自分たちの設 備は自分たちで守っていくという意識で頑張ってほしい。

髙橋 :高砂香料西日本工場の場合は、データや情報を工 場の食堂に貼って、 いかに興味を持ってもらうか苦慮してい ます。例えば「この電球を1個消したら、これだけ電気代 が浮くよ」というように、身近なものを例に出してわかり やすく伝えています。その動機となったのは、工場が立ち 上がった当初のトラブルです。電力使用の限度を知らせる デマンド警報が出るのはふつう午後 2 ~ 3 時ですが、午

前中に頻出するのです。 調べてみると、空調のチラー(冷 温水発生装置)を動かす時間やタイミングが、コンプレッ サーなどさまざまな機器の立ち上げと重なることから、過 剰負荷になっていたのです。そこで「こういう要因でデマン ド超えになるので、機器の立ち上げをこのように調整して」 と具体的なデータと方法を報告・共有していきました。方 法の修正だけでなく、トラブルが発生する背景も説明する。 それをエネルギー管理委員会で報告するうちに若い従業員 たちも考えるようになりました。

伊藤 :今の事例の良いところは、メール伝達ではなく現場 に足を運んで説明していることです。堅苦しくせずに伝える ことでみんな興味を持って聞いてくれる。「彼がいうのだか ら、 しっかりやろう」とモチベーションが上がっているよう で、 そこが素晴らしい。

織茂 :本社ではエネルギー管理員は 3 名ですが、管理員 資格を取得した1名が管理士の資格を目指しているところ です。 悩ましいのは、本社は業務内容とエネルギー管理と いう命題が直結していないため取り組みが難しいことです。 工場や研究所の方々がこんなに省エネ活動に汗を流してい ることを知っている社員もまだ少ないと思います。

伊藤 :興味を持ってもらうきっかけとして、ビルの共用部以 外の場所にポスターを貼ってもらうとか、水道の蛇口に器 具を取りつけて節水するとか、細かいところから意識の喚 起に努めていただきたい。省エネ活動に終わりはなく、 や り切ったと思っても、次にやるべきことがいっぱい出てきま す。皆さんがそう考えて頑張ってくれれば、省エネ推進と 同時にコスト削減も進展するので、現場の人たちから意見 を引き出せるよう引き続きサポートしていただきたい。

山形 :我々の活動は日々の地道な活動の上に成り立ってい ると思います。また、エネルギー管理委員だけではなく、 現場の方々との密接な連携も大変重要です。今後もこつこ つと努力を積み重ね、活動を続けていきましょう。本来で あれば、海外の担当者も会議に参加できれば望ましいので、 徐々にそういう形をとっていけるように検討したいと思いま す。高砂香料グループの CSR ビジョン、EHS 宣言に則り、 国内でも海外でも、環境負荷低減を目指し全社エネルギー 管理委員会の活動を推進していきましょう。

担当する設備は自ら保守管理して最適化を

省エネへの関心を高め意識転換を図り行動へ

本社が入居する複合ビル

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14 TAKASAGO Social and Environmental Report 2017 15

高砂フードプロダクツ

 高砂フードプロダクツでは、省エネへの取り組みとして、省 エネ委員会を発足し、毎月のエネルギー使用量をチェックして います。また、各部門での省エネへの取り組みを報告し、水平 展開できる体制をとっています。

 今期の大きな取り組みは、粉末香料(ミクロン)工場における 釜の保温が挙げられます。原料を仕込む乳化釜および溶解釜 に保温材がなく、むき出しであったため、放熱により作業場が 夏冬問わず極暑な環境となっていました。その対策として、釜 に保温材を装着し、放熱を抑えました。また、洗浄水や殺菌 水などの熱水を工場内の排水溝に排出していたため、湯気が 室内に立ち込め、作業場の温度・湿度を上げていましたが、今 回排水溝に排水専用ホースを入れて直接外部への排出が可能

省エネ活動への取り組み

 鹿島工場のエネルギーとして、熱源は蒸気、動力源は電 気を使用していますが、熱および電気の合算による使用量が 原油換算で年間 1,500kℓを超えるために、法改正によって 2006 年 8 月1日に第二種エネルギー管理指定工場に指定さ れました。

 そのため、エネルギー管理委員会の設置、管理標準の作成、 管理員の有資格者を各部署へ1名配置できるよう体制づくり を開始し、現在は管理士1名、管理員15 名が資格を取得し ています。鹿島工場での電気エネルギー使用量は空調関係が およそ 50%、冷凍機・コンプレッサー関係が 30%と製造環境 を維持するための設備が 80%を占めており、製造作業にて使 用される電気エネルギーは残りのわずか 20%という事業所で す。設備の更新にあたっては、電気使用量削減のために空調機・ 冷凍機の省エネ機器への更新、照明LED化、ポンプのインバー タ化を中心に進めており、2016 年度に行ったブライン冷凍機

の更新では約 25%、上水・工水ポンプなどのインバータ化で は約 50%の電気使用量削減の効果がありました。運用面での 省エネ活動としては、空調設備のタイマー運転等の検討など各 職場の管理員を中心にカイゼン活動を推進しています。その結 果、2016 年度は空調機の運転方法の見直しによって、約66 万円の電気使用量削減が実現できた報告もあります。2010年 から全社エネルギー管理委員会も発足し、一層の省エネ活動 を推進していますが、近年は製造移管、衛生・安全関係の設 備導入が多く、原単位の改善が難しい状況となっています。気 づきの力を多くの人に持たせ、カイゼン活動で少しでも原単位 の改善に貢献したいと考えています。

高砂香料工業

鹿島工場

 磐田工場は高砂香料グループの中でエネルギー消費量が最 も多く、全体の 6 ~7割を占めています。また、省エネ法の規 定により「第一種エネルギー管理指定工場」に指定され、管理 者の選任、中長期の省エネ計画の策定や年次エネルギー使用 実績報告などが義務づけられており、グループのリーダー的役 割として省エネ活動をけん引しています。

 磐田工場のこれまでの主な省エネ設備は、アイスチラー・ブ ラインチラー導入による使用電力のピークカット(夜間に氷や冷 ブラインを作り、昼にプラントの冷却に使用する)、ボイラー燃 料の重油を LNG へ切り換えて高い熱効率の運転を可能とし、 さらに蒸気の使用量に応じたボイラー台数制御システムを取り 入れています。他には、照明の LED 化、高効率化設備の導入 などを進めています。今期 6 月に稼働した新製品棟における医 薬GMP対応製品充填エリアの空調管理には、陽圧や清浄度を

保つために工夫を凝らした効率的な設備を導入しています。  また、工場内でもエネルギー管理委員会を開催し、「省エネ 活動は全員で」の意識のもと、図表の掲示や重要設備ごとに 運転管理を担当する省エネ担当者を定めるなど省エネ活動を 推進する工夫もしています。

高砂香料工業

磐田工場

高砂スパイス

秦野工場

 高砂スパイスでは、省エネ活動への取り組みとして、工場全 体の照明を順次 LED 照明への更新を進め、約 7 割の交換が 完了しています。空調機に関しては老朽化の進んでいるものか ら順次更新し、効果的に電力消費量の削減に寄与しています。  また、空調機を導入することが難しい現場の作業者に対して、 夏季限定で空調服を導入し、社員の労働環境の改善を図りま  平塚工場は昨年よりフレグランス製造専用の工場となりまし

た。フレーバー製造があった頃と比べ、電気、水ともに使用量 が著しく減少し、大きな省エネ施策が難しい状況にあります。 小さな気づきでも構わないので、従業員から幅広い省エネアイ デアを集め、全員参加の省エネ活動を推進しています。  排水処理では、フレーバー製造がなくなり排水負荷が減った ため曝気槽のブロワー運転を見直し、タイマーを設置して製造 のない夜間は運転を停止し電気使用量を削減しました。  既存の蛍光灯をLEDに更新する場合も、単に交換して終了 ではなく、LED の輝度に着目して作業場の照度を保ちつつ設 置個数を減らし、より省エネとなるようプラスαを考えた活動 もしています。その他、蒸気ロス低減のため蒸気トラップおよ び蒸気使用設備管理の見直し、エアコンの冷媒効率を高める ため省エネコイルの導入、ヒートポンプタイプの設備への更新、 太陽光発電の導入なども検討しており、また今期より定期的に 各職場から省エネに関する講習会へ参加し、従業員の省エネ

教育にも力を入れています。

 今後も省エネ推進担当者と各職場が緊密に連携して工場全 体で省エネに取り組み、環境保全に努めていきます。

高砂香料工業

平塚工場

した。その他、エネルギー管理員資格を1名が取得し、社員 一丸となって省エネ活動の推進を実施しています。

となりました。これらの取り組みにより、作業場の温度・湿度 を下げることができ、作業環境が大変快適になった他、熱源 発生対策ができたため、作業場内の冷却にかかるエネルギー が抑えられました。さらに、釜の保温により熱上げにかかるエ ネルギー(蒸気)の削減も見込めることとなりました。今後も 高砂フードプロダクツは省エネとともに作業環境の負荷軽減、 効率化などをあわせた取り組みを進めていきます。

釜保温上部 釜保温下部

左上:曝気槽ブロワー 左下:D タンクエリア LED 照明 右上:省エネコイル

LED 照明に更新した 製品倉庫

省エネ型ブライン冷凍機

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 高砂香料西日本工場では、空調設備がエネルギー消費の大 きな割合を占めています。季節に応じた起動時間、立ち上げ 順序の見直しや冷凍機冷水出口温度を調整して効率運転を心 がけ、作業者の労働環境の改善と節電の両立を図っています。 また、デマンド監視システムを利用して、基準値を超えた際に は全館放送で節電を呼びかけ、あらかじめ策定したピークカッ ト活動を工場全体で展開し、最大電力の抑制に努めています。  今期は、排水処理過程で微生物に空気を送り込むブロワー にインバータ制御を導入する予定で、処理負荷量に見合った運 転を目指します。

 月に1回開催しているエネルギー管理委員会では、省エネ ツールの紹介や各職場で困っている点などを話し合っていま す。また、熱画像カメラや超音波式ガスリークディテクターと

いった機器を活用して、見えない熱やわずかな空気漏れを検出 し、エネルギーロスの発見に取り組んでいます。

 今後の課題はエネルギーの診える化です。フロアやエリアご と、さらには工程や主要設備単位で使用量を把握し、ムダやム ラの排除、機器の更新など省エネ対策に必要な投資計画と費 用対効果を明確にし、計画的に、継続的に活動を推進して、

温暖化の主要因である CO2の排出削減に全員参加で取り組み

ます。

高砂香料西日本工場

高砂香料工業

研究開発本部

 平塚にある研究開発本部は 2010 年に節電委員会を発足。 2014 年からは省エネ推進委員会へ改名し、省エネ対策を実 施してきました。

 研究棟は築 25 年を迎えることから、機器の老朽化が進み、 旧式機器の更新やメンテナンスによる省エネ効果が大きいこと に着目しました。空調関係機器として、冷温水発生機:2 機(2 カ年)やパッケージエアコン:85 台(6カ年)、冷凍冷蔵庫:22 台(3カ年)の機器更新とあわせて、ファンコイルユニットの 洗浄:211台(1カ年)を実施してきました。

 毎年5月末頃に開催している省エネ推進委員会は、昨年度 実績(対前年度比、対 2010 年度比)の報告や、期中に予定 する設備更新計画、全社エネルギー管理委員会からの連絡事 項を確認する場として運営が定着しています。省エネの推進意 識が定着することで、実験機器を更新する際の「可能な範囲で の省エネ機器選定」や「無人居室の消灯、未使用実験機器の 電源オフ」等が根づいたため、研究活動の推進に影響しない 範囲で無駄を削減することができました。2016 年度の電気使 用実績は、15.8%の削減(対 2010 年度実績)を実現しました。  これまでは研究活動の推進に影響しない範囲に重点を置く ことで、省エネを推進してきました。今後は、省エネ関連の情 報発信を工夫することで、研究員一人ひとりの省エネ意識のさ らなる向上を図りたいと考えています。

 南海果工の省エネ活動として、電気に関しては、電動機の 修理または更新時にはインバータを設置する等の改良、また本 年 2 月には冷蔵庫の冷凍機を更新し、使用電力が約 20%(更 新前 30kW ⇒更新後 24kW)改善されております。

 4 月には事務所、品質管理部の蛍光灯照明を 90 本の LED

に交換しました(全体の進捗率 30%)。また、以前から推進し

ている不要時のライトダウンも継続し実施しています。  送水に関しても送水ポンプ修理または更新時にはインバータ を設置する等の改良を実施しています。

 重油に関しては貫流式ボイラーを 2012 年、2014 年の 2 回に分け更新しました。同時にボイラー担当者の意見でヘッ ダーバルブにエコジャケットを導入したことにより熱効率で約 4 ~ 5%の改善となっています。製造設備においては溶解槽へ 温度調節機を設置する等の改良を進めています。今後も省エ ネに努めていきます。

南海果工

貫流式ボイラー

エコジャケット 冷凍機

屋上の空調設備風景

省エネ推進委員会資料・年度別電気使用実績

 高砂ケミカルでは、製造工程から多量の排水が排出され、 排水処理場は365日フル稼働しています。排水処理場で使用 する電力使用量は掛川工場全体の約 20%を占めており、排水 処理場における電力削減が大きなポイントとなっていました。  2016年度より電力削減アクションとして、排水処理場の第 一曝気槽に高機能散気管を導入し、それに伴い曝気槽のブロ ワーも低出力ポンプ(30kW ⇒18kW)に更新しました。また、 目標 DO(溶存酸素量)値設定により、ブロワーをインバータ 自動制御し、微生物が活性化する上で適切な酸素量を供給す る方式を導入しました。

 2016 年度実績で排水処理場の使用電力量は 2015年度対 比で 5%削減を達成しました。2017年度も第二曝気槽へ高機

能散気管を導入し、もう一つのブロワーも低出力のポンプに変 更することで、さらなる電力削減を目指しています。高機能散 気管の効果が徐々に現れており、省エネだけでなく産業廃棄 物の汚泥発生量も削減の傾向が出ています。排水処理場の安 定稼働(排水基準値の遵守)が第一ですが、状況を監視しな がらさらなる効率運転へ改善を進めていきます。

高砂ケミカル

掛川工場

高砂珈琲

磐田工場

高機能散気管を曝 気槽へ設置する時 (沈める)の様子

 今期、高砂珈琲磐田工場で実施した省エネ対策は、一部の 居室の蛍光灯を LED へ交換したことです。中期計画で取り組 んでいた水銀灯の LED 化はすでに完了したため、小さな対策 ですが、老朽化した灯具は LED への更新を考えています。そ の他、カイゼン提案で収率改善の案件に伴うエネルギーおよ び排水の削減を確立しました。

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CSRマネジメント

高砂香料グループは、「技術立脚の精神に則り社会に貢献する」を 企業理念に、コーポレート・ガバナンスおよびコンプライアンス体 制の強化などを通じて透明性の高い誠実な CSR 経営を目指して いきます。

CSR Management

18 TAKASAGO Social and Environmental Report 2017 19

経営を推進していきます。

 また、世界の課題の縮図でもある、持続可能な開発目 標(SDGs)の17の目標と169 のターゲットについても、 当社が事業活動を通して取り組めることを精査し、地球 規模の課題解決に貢献することを目指します。

 ステークホルダーの皆様から信頼され、評価される経 営を目指す高砂香料グループは、経営判断の適正性・経 営のチェック機能および情報開示による経営の透明性を 高めることに努め、コーポレート・ガバナンスの充実を図っ ています。

 取締役会では、「内部統制に関する基本方針」を定め ています。取締役による経営判断の効率化と業務執行の 迅速性を確保するため、執行役員制を導入し、取締役会 の企業統治機能と執行役員による業務執行の分化を図っ ています。

 高砂香料グループは、地球環境に配慮し、社会に信頼 される企業を目指して、未来を見据えた事業活動の推進 を通じてより良い社会づくりに貢献していきます。

 また、社会の公器として、企業活動の経済面、環境面、 社会面という三つの側面でバランスの取れた経営を推進し ていきます。具体的には、産業廃棄物の削減やエネルギー 効率の見直しなどで環境負荷を低減し、生物由来の原材 料の保全に努めるとともに、多様な人材を活用するダイ バーシティ・マネジメントなどに積極的に取り組んでいます。

 高砂香料グループは、2017 年 6 月、国連グローバル・ コンパクトに署名しました。国連グローバル・コンパクト の掲げる「人権・労働・環境・腐敗防止」に関する10 原 則を支持し、すべてのステークホルダーに対して責任ある

 また、高砂香料グループの企業憲章・行動規範を国内 外の従業員に周知し、活用しています。グローバルでの ガバナンス強化のため、本社と国際人事チームが連携体 制をとっています。

 コンプライアンスを経営上の重要な課題と認識し、公 正・適切な企業活動の展開やコーポレート・ガバナンス を充実させていく中で、体制の継続的な改善を図ってい ます。企業憲章および行動規範で法令や社会規範の遵 守を挙げるとともに、内部通報制度「明日への窓」を設 置し、コンプライアンスに関連する制度や諸規定を整備 しています。

 また、監査部においては適正な業務運営に対する業務 監査を、安全統括本部においては労働安全衛生、環境 保全、保安防災に関する監査を実施し、それぞれ関連す る法令への適合性を含めた監査を行っています。さらに、 ISO14001などのマネジメントシステムに対する外部審査 を受審する際にも関連法令への遵守状況がチェックされ ています。2016 年度は、国内 10 カ所、海外10 カ所で、 監査法人 SGS による審査を受審し、重大な法令違反は ありませんでした。

 

 代表取締役社長を委員長とする「コンプライアンス委

取締役 常務執行役員 企画開発本部長

経営企画部長 兼 EHS Executive

山形 達哉

員会」を設け、重要事項を審議・立案・推進し、コンプ ライアンス体制の確立・遵法精神の徹底を図っています。

 従業員(出向者を含む)、パート従業員、関連会社の 従業者など、当社の業務に従事するすべての者が利用で きる相談窓口「明日への窓」を設置しています。職制や 個人での解決が困難なコンプライアンスに関するさまざま な問題について、内部通報制度を通して倫理や法令の遵 守を推進するよう努めています。

 緊急を要する有事の際には、速やかに本社に危機管理 対策本部を設置し、国内外拠点と迅速に連携がとれる体 系整備を進めています。また、平時より、ビジネスの持 続性を妨げる潜在的リスクを認識し、危機管理計画書の 定期的な見直しをしています。

●連絡体制の見直し整備

重要な指揮・命令がスムーズに伝達できるよう、危機 管理本部と海外拠点を結ぶルートの見直しを行い、複 数の連絡手段もあわせて確立しました。

● BCP(事業継続計画)の強化

大規模災害や緊急事態などの発生リスクに備え、国内 外拠点に標準化した BCP(事業継続計画)の手順整備・ 策定に取り組んでいます。

 当社では、CSR を、持続的成長および中長期的な企業価値向上のための極 めて重要な要素であると位置づけ、日々の事業活動に取り入れています。  グループ全体でビジョンと価値観を共有するため、また活動を積極的に推進 させるため、本社 経営企画部担当役員として、「CSR チーム」を主導する役割 を担っています。「CSR チーム」は EHS、人事、調達、開発、品質保証の 5つ の機能を主としたチーム編成となっており、部署や拠点を超えた協力体制をとっ ています。そして、2008 年より始動した CSR における中長期計画の中心であ る「EHS100 プラン」に加え、ダイバーシティの推進など重要課題を取り込み、 設定された目標に対して担当部門が活動を展開しています。

 それぞれの活動は、定期開催される「CSR 進捗会議」の場で情報共有され、 目標の進捗管理を行っています。

内部通報制度

コンプライアンス委員会

国際的イニシアチブの支持

高砂香料グループのCSRにおける取り組み

コンプライアンス体制

クライシスマネジメント(危機管理) 

CSR 進捗会議

コーポレート・ガバナンス

CSRビジョン

コーポレート・ガバナンス体制図

Indication Report

Mutual Cooperation Report

Appointment/Dismissal

Report Appointment/Dismissal

Report

Appointment/Dismissal Appointment/Dismissal Report

Report

Mutual Cooperation

Board of Directors Audit & Supervisory Board MemberAudit & Supervisory Board

●Compliance Committee

●Risk Management Headquarters

●Corporate Governance Committee

Internal Audit Audit

Audit

General Meeting of Shareholders

Audit & Supervisory Board Office

Audit and Inspection Department

Accounting Auditor Board of Corporate Officers

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大項目 小項目 活動内容       SDGs 2015年度~2017年度フェーズ Ⅲ 2018年度~2020年度フェーズ Ⅳ

EHS管理

EHSマネージャー EHS管理の主責任者

-EHSマネージャー会議(毎年) 目標管理とガバナンスの強化

内部監査 監査専任者の選定 グローバル監査会議(毎年) グローバル監査会議の定着

マネジメントシステム(MS) MSの第3者認証登録 各拠点においてOHSMSの取得準備を開始 国内研究拠点へのEMS認証拡大 国内外すべての生産拠点へのOHSMS認証拡大

EHS監査 ISO14001相互監査(一年に一度) TIC安全点検チームによる安全点検を海外生産拠点へ拡大 グローバルEHS監査システムの確立

遵法・自主管理活動 法定管理者 責任と権限の徹底法定管理者の一元管理 - 法定管理者の役割・権限・責任の明確化国内外製造拠点を対象とした事故報告システムの構築と運用 コンプライアンスに関する標準管理手順を構築共有の実践

法的届出の適切な実施 法的届出のための管理手順

環境課題対応 情報開示の改善 グローバル対応報告 - グローバルサステナビリティ報告(日英)(冊子) サステナビリティ報告書(日英)の継続的発行

地球温暖化対策・省資源活動

京都議定書への対応 地球温暖化対策法の遵守 7,8,12 2020年までに20%CO

2排出原単位削減(2010年基準) 2020年までに20%CO2排出原単位削減(2010年基準) 化成品製造拠点から生じる地球温暖化ガス(CO2を除く)算定方法の確立 化成品製造拠点から生じる地球温暖化ガス(CO2を除く)算定結果の報告 再生可能エネルギーの導入(30%) 再生可能エネルギーの導入(50%)

水の使用量の削減 地下水汲み上げ量の削減 6 水使用量の削減対策実施【日本】 河川放流排水の再利用(排水リサイクル設備の新設)【日本】

容器・包装材料の3R 容器・包装材料の3Rのための活動 12 自主基準による3Rの検討 自主基準による3Rの推進

化学物質管理 大気汚染物質 VOCの自主規制 3,12 VOC自主管理基準の作成 VOC自主管理基準の運用

法規 化学物質の安全管理 開発、上市、製造・販売の各段階における管理基準の設定 法令および自主基準による管理のグローバルにおける適正運用

監視化学物質 自主規制「化学物質」の取扱い確立

大気・水質・土壌汚染対策

水質・土壌汚染防止 近隣地域との共生

3,6,12

境界外流出「0」を保証 境界外流出「0」の維持

非生産拠点の炭酸ガス排出量削減 販売部門での省エネ活動の実施 2020年までに20%CO2総排出量削減【非生産拠点】(2010年基準) 2020年までに20%CO2総排出量削減【非生産拠点】(2010年基準)

地下埋設設備 地下埋設タンクおよび配管の地上化 国内グループ生産拠点の地下埋設設備の地上化実施 グローバル製造拠点における地下埋設設備の地上化、あるいは土壌汚染対策の実施

水資源の有効利用 水使用量削減 2020年までに20%水消費原単位削減(2010年基準) 2020年までに20%水消費原単位削減(2010年基準)

感覚公害・苦情処理 境界外への騒音・臭気の予防 自主基準 - 自主基準をすべての生産拠点に適応 感覚公害リスクの低減

廃棄物管理

排出量削減プログラム

産業廃棄物再資源化100%の達成

3,6,12

海外生産拠点でゼロエミッション達成(自主基準に基づく) 全生産拠点にて、再資源化100%

産業廃棄物の排出削減 【リサイクル不可の廃棄物】2020年までに20%発生原単位削減(2010年基準) 2020年までに20%発生原単位削減(2010年基準)

産業廃棄物の適切な処分を保証する手段 マニフェスト管理 リサイクル原料としての納入先の監査(海外含む) 業者の遵法性の監査・監督の実施

産廃業者とのコミュニケーション 各工場全委託業者の把握

有機溶剤排出量削減 改正VOC法(基準年:2000年)ハロゲン系有機溶剤(基準年:2000年) トルエン排出量削減(2000年比50%削減)塩化メチレン排出量削減(2000年比50%削減)【日本・スペイン】【日本・スペイン】 その他PRTR対象物質の排出量・移動量削減計画

リスク管理および事故・緊急時対応 EHSリスク

リスクアセスメント

3 リスクの特定と分析 リスクマネジメントシステムの確立(EMS, OHSMS運用にて展開) 洗い出し手順作成

危有害作業および非定常作業の運用手順

リスク分散 リスク管理対策のレベルアップ

製品・技術の開発 環境、安全衛生アセスメント アセスメント規程作成アセスメントの実施・結果の反映 6,8,12 各段階におけるアセスメント実施状況の把握国内製造拠点で実施 アセスメント規定の作成、運用海外展開

ライフサイクルアセスメント(LCA) LCAの導入・実施(特定の品目) LCAの実施(総生産量の80%) LCAの実施(総生産量の90%)

施設ならびに車両管理

施設の操作、維持管理 マニュアル整備

3

生産施設の適切な操作、維持管理のための安全マニュアルの整備 海外も含めた運用の徹底 施設の安全点検

人身事故 設備の安全・管理と教育・訓練 施設、設備の安全点検マニュアルの整備 マニュアルの内容の周知ならびに当該業務従事者の教育・訓練

フォークリフト 教育・訓練 教育・訓練の実施 安全運転基準の社内外関係者への周知徹底

施設の設置および更新 FMEAの導入 FMEAの導入検討(国内拠点) FMEA等設備導入(更新)時の事前リスクアセスメントの導入と規定化

地域社会との共生 地域社会とのコミュニケーション

責任者の設置

-グローバル人事会議にて推進 グローバル人事会議による活動の継続

地域社会とのふれあい 各事業所による地域活動への積極的参加の継続 各事業所による地域活動への積極的参加の継続

企業の社会貢献活動 募金活動 災害に対する迅速な義援金等の支援の継続 災害に対する迅速な義援金等の支援の継続

ボランティア活動 ボランティア休暇制度の積極活用 ソーシャルサービス制度の導入検討 海外展開の検討

基本的人権の尊重

児童労働 労働を禁止する最低年齢:16歳未満

5,8

サプライヤー調査書による児童労働のチェック サプライヤーオーディットの実施

個人の尊重 差別の撤廃 企業憲章、行動規範に則った実施を継続 企業憲章、行動規範に則った実施を継続

障がい者雇用 職場環境整備

取引先の判断 高砂香料サプライヤー行動規範 サプライヤーに『高砂香料サプライヤー行動規範』への同意要請 定期的なサプライヤー調査書アップデート

教育・訓練活動

EHS教育の再構築 EHSに関わる技能・知識水準の向上

8

EHS教育システムの確立 e-learningを含めたEHS教育システムの確立(海外)

EHS実地訓練 災害シミュレーション 緊急時手順の継続的改善 知識、技術を向上させるための教育・訓練を計画的に実施

責任者・有資格者 計画的に育成 育成プログラムの策定 育成プログラムの実施

新人への教育 新人教育の実施 新人教育プログラムの策定と実施(効果検証) 新人教育プログラム実施の継続と見直し

EHS100プラン

当社は、「EHS100 プラン」を CSR における中長期計画の中心に位置づけております。

参照

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          ITEC INTERNATIONAL 株式会社. 型名

BIGIグループ 株式会社ビームス BEAMS 株式会社アダストリア 株式会社ユナイテッドアローズ JUNグループ 株式会社シップス

三洋電機株式会社 住友電気工業株式会社 ソニー株式会社 株式会社東芝 日本電気株式会社 パナソニック株式会社 株式会社日立製作所

訂正前

ダイダン株式会社 北陸支店 野菜の必要性とおいしい食べ方 酒井工業株式会社 歯と口腔の健康について 米沢電気工事株式会社

当法人は、40 年以上の任意団体での活動を経て 2019 年に NPO 法人となりました。島根県大田市大 森町に所在しており、この町は

東京電力パワーグリッド株式会社 東京都千代田区 東電タウンプランニング株式会社 東京都港区 東京電設サービス株式会社

東電不動産株式会社 東京都台東区 株式会社テプコシステムズ 東京都江東区 東京パワーテクノロジー株式会社 東京都江東区